予防接種・各種健診・
保健指導
予防接種のご案内
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予防接種は、ワクチンを接種することをいいます。現在、ワクチンで予防できる病気は、20種類以上あります。
ワクチン接種には「あなた自身を守る(個人防衛)」と「あなたの家族や周りの人を守る(社会防衛)」の2つの役割があります。適切に予防接種を行うことで、あなた自身とあなたの大切な方々を守りましょう。- 以前に予防接種の際に高熱や重篤な副反応があった方はお申し出ください
- 大部分のワクチンはご希望の時点で発注いたしますので、まずはお問い合わせください
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ワクチンについての情報を得られるウェブサイト
ワクチンについてより詳しくお知りになりたい方は、以下サイトをご参照ください。ワクチンにかかわる様々な情報をわかりやすくお伝えしています。
※これらのサイトは常時更新されているものではありません。最新の情報でない可能性があるので参考にとどめてください。
ワクチン
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新型コロナワクチン
新型コロナワクチンの接種により、重症者や死亡者の減少、感染拡大の防止などが期待できます。使用するワクチンは数万人規模の比較試験により、重大な副反応がみられないことを確認済みです。薬事承認後も専門家による評価・報告が行われており、国が主導となって安全性の確保を徹底しています。
接種後は発熱や倦怠感など、一時的な体調不良はありますが、病気による死亡と不妊の増加への直接的な因果関係はこれまで確認されていません。にいじゅく診療所
新型コロナワクチン専用ダイヤル -
インフルエンザワクチン
特に冬季に大流行するインフルエンザですが、葛飾区ではインフルエンザワクチンの助成制度があります。接種当日に65歳以上の方が対象です。
接種票をお受け取りでない場合は、葛飾区インフルエンザワクチン専用ダイヤル(03-5944-8886)にお問い合わせください。※インフルエンザワクチンは例年10月より接種が始まります。助成は1月まで。2月以降は自費接種となりますのでご注意下さい。
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肺炎球菌ワクチン
肺炎の原因菌はさまざまですが、肺炎球菌は市中肺炎(普段の生活でかかる肺炎)の原因として最も多い細菌です。新型コロナウイルス感染やインフルエンザ感染に重複しておきる(二次感染といいます)肺炎としても注意が必要です。肺炎は重症化しやすく、時に命にもかかわる病気です。肺炎球菌による肺炎の発症や重症化を防ぐためには、肺炎球菌ワクチンの接種がおすすめです。
※肺炎球菌のワクチンは2種類あります。詳細は医師にご相談下さい。 -
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹とは、水ぶくれのような赤い発疹が帯状に現れる病気です。身体の左右どちらか一方に発疹がみられ、胸・背中・腕などの上半身に特に多い症状です。ひどい痛みを伴うことが多く、発症するとつらい病気です。
帯状疱疹の原因は、多くが、水ぼうそうウイルスといわれています。過去に水ぼうそうに感染した後も体内にはウイルスが潜伏しています。加齢やストレスなどのさまざまな原因により、免疫力や抵抗力が弱くなった時にウイルスが再活性化し、帯状疱疹を発症するのです。特に50代から発症率が高くなり、80歳までの約3人に1人が発症するといわれています。
発症や重症化を防ぐには、帯状疱疹ワクチンの接種がおすすめです。
葛飾区帯状疱疹ワクチン助成については下記をご確認ください。
葛飾区帯状疱疹ワクチン助成について -
BIKEN「乾燥弱毒生水痘ワクチン」
帯状疱疹は心配だけど、そこまでお金をかけたくない方に適したワクチンです。
接種回数は1回(皮下注射)で、帯状疱疹の発症率を51.3%減少、帯状疱疹後神経痛の発症率を66.5%減少となります。予防期間は3~11年で効果が減弱していきます。「シングリックス」
お金かかってもいい、帯状疱疹をしっかり予防したい方に適したワクチンです。
接種回数は2回(筋肉注射)で、帯状疱疹の発症率を91%減少、帯状疱疹後神経痛の発症率を100%減少となります。予防期間は9年以上の持続(調査継続中)をしています。 -
帯状疱疹ワクチンのご案内資料を作成しました
帯状疱疹についての説明や、それぞれのワクチンについての詳細をまとめた、ご案内資料を作成いたしました。
PDFファイルでダウンロードしていただければ、スマートフォンからでも閲覧いただけます。
是非ご参照ください。※「帯状疱疹ワクチンWeb申込サイト」本サイトで仮予約できます。その後の電話確認で本予約となります。
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風疹ワクチン
風疹ワクチンの接種はお済みですか?
ワクチン制度の変遷により、1962年4月2日~1979年4月1日生まれの男性は風疹ワクチン接種が不十分な可能性があり、成人男性の風疹が近年増加しています。
大人になってから風疹に感染すると重症化しやすいだけでなく、妊娠初期の女性が風疹に感染すると赤ちゃんが難聴や心臓病などの「先天性風疹症候群」にかかる恐れがあるため、社会全体でワクチンによる予防対策が望まれています。
当院で風疹ワクチンの接種が可能ですので、ご心配な方はお問い合わせください。
まず風疹抗体検査を行い、その結果、風疹への免疫が不十分な方にはワクチン接種を行います。 -
風疹助成制度について
風疹ワクチンの接種は助成制度があります。対象の方と助成内容は下記になりますので、ご利用ください。
全国のみなさん 1962年4月2日~1979年4月1日生まれの男性
国(厚生労働省)より助成があります。
厚生労働省風疹の追加的対策について
昭和47年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性にはクーポンが送られてきますので、希望される方はクーポンをお持ちになってご来院ください。
昭和37年4月2日~昭和47年4月1日生まれの男性の方は、クーポンは申込み制です。ですが、まずは当院までお気軽にお問合せ下さい。葛飾区民のみなさん 葛飾区民は19歳以上の方(男女)
葛飾区民は、検査費用は全額助成、風疹ワクチン接種が望ましい方はワクチン接種も全額助成を受けることができます。
葛飾区医師会(風疹抗体検査及び風しん(MR)任意予防接種の費用一部助成を行っています) -
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)
子宮頸がんは、20・30歳代で最も多い癌で、40歳代でも乳癌に次いで多い癌です。日本では、子宮頸がんで毎日約8人、年間では約3000人もの女性が亡くなっています。命をとりとめても、妊娠ができなくなったり、性生活への影響、排尿・排便の障害、骨粗鬆症や卵巣欠如症候群など、女性としての人生に大きな傷あとを残すがんです。
子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)です。このウイルス(HPV)に感染すると、がん細胞が発生しやすくなるのです。
子宮頸がんの予防は一次予防(HPV感染そのものを防ぐ)と二次予防(早期のがん発見)があります。一次予防の主役はHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)、二次予防の主役は子宮頸がん健診です。HPVワクチン接種により、開発初期の4種類のHPVへのワクチンでも63%の子宮頸がん予防効果、特に17歳未満で接種した女性では88%の予防効果が示されています。すなわち年間約1900~2700人の女性が子宮頸がんをまぬがれた人生を送れることになります。現在は9種類のHPVへのワクチン(シルガード9®)が接種可能となり、さらに高い予防効果が期待でき、まさに女性の未来を守るワクチンです。
葛飾区では小学校6年生から高校1年生相当の女子は無料で接種を受けれます。平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女子も無料でキャッチアップ接種を受ける事ができます。ただしキャッチアップ接種は令和7年3月31日までなので、3回全てを無料で接種するためには、初回接種を令和6年9月30日までに接種する必要があるためご注意下さい。
また、葛飾区では平成6年7月からは小学校6年生から高校1年生相当の男子も無料で接種をうけれるようになりました(ただし4価ワクチン「ガーダシル®」)。当院では、あじろ小児科と連携して、女性には原則9価ワクチン(シルガード9®)、男子には現在接種可能な4価ワクチン(ガーダシル®)の接種を薦めております。ご自身はもちろん、ご家族・ご友人の方も、接種希望の方はお気軽にご連絡ください(ワクチンダイヤル03-5876-3838)。
各種検診
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対象の健診
- 特定健康診査
- 長寿(後期高齢者)医療健診
- 基本健診
- 健康づくり健診
- 健康長寿いきいき健診
- 肺がん検診
- 胃がん検診
- 肺がん検診
- 大腸がん検診
- 前立腺がん検診
- もの忘れ予防健診
当院では、各種特定健康診断をお受けいただけます。早期発見、早期治療で、ご自身とご家族の健康を守りましょう。
なお、葛飾区特定健診は時期を過ぎると受けられなくなります。必ず期日を守って受診いただくようお願いいたします。
各種健診の詳細につきましては、葛飾区ウェブサイト「健康診査」ページをご参照ください。
葛飾区ウェブサイト
「健康診査」特定保健指導のご案内
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健康診査の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による予防効果がとても期待できる方を対象に行います。ひとりひとりの生活に合わせて食事指導や運動指導、体重管理などのアドバイス・支援を行います。
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対象の方
葛飾区国民健康保険に加入している40歳から74歳までの方
※対象となった方には、特定健康診査の結果説明の時に保健指導のご案内などをお渡しします。 -
生活習慣の改善の必要度に応じて「動機づけ支援」と「積極的支援」に分かれます
動機付け支援(保健指導の必要度が中程度の人)
医師や保健師、管理栄養士などの専門家と、基本的に1回面接を行い、お一人お一人の健康状態や生活習慣に合わせて、生活習慣を改善するためにできることをアドバイスいたします。
また、生活習慣を改善するためにできることや目標(体重・お腹まわりのサイズダウンなど)を立てていただきます。
最初の面接から6カ月以上経ったら、体重やお腹まわりのサイズなどを確認いたします。 -
積極的支援(保健指導の必要度が高い人)
まずは医師や保健師、管理栄養士などの専門家と面接を行い、改善を進めていきます。最初の面接から6カ月以上経ったら、体重やお腹まわりのサイズなどを確認いたします。具体的な改善策は次のとおりです。
- 3カ月以上続けて専門家が面接・電話・メールなどを行い、アドバイスいたします。
- 保健指導相談室で最初の面接を受けた方には、講座や講習会などで、食事や運動について具体的にアドバイスいたします。