ブログ・お知らせ|葛飾区新宿の内科・循環器科|にいじゅく組合診療所

禁煙外来について

2020年2月12日(水)

禁煙外来について

タバコに壊された内臓は元には戻りません。それで苦しむ患者様を診てやるせなかったのが禁煙外来を始めたきっかけです。とはいえ、禁煙したくない人を強制的に禁煙させることは困難です。禁煙外来は、禁煙に向け一歩を踏み出した方、もしくは一歩を踏み出したいと思われている方に、お薬と診療所スタッフでサポート・応援していく外来です。期間は12週間。最初の目標は月単位でタバコレスな生活を体感する事。あなたの禁煙への意思を是非サポート・応援させてください。


喫煙への依存

タバコは習慣になってしまうとなかなかやめられません。それはタバコは依存だからです。タバコの依存は覚醒剤・大麻より強く、身体依存にいたってはコカインより強力です。タバコは嗜好品ではなく、麻薬と同じ嗜癖性製品と認識されています。そのため、タバコ依存は依存症という病気であると認識され、2006年よりタバコ依存症と判断されれば健康保険で禁煙治療を受けれるようになりました。


喫煙の健康被害

健康被害は多岐にわたります。美容面ではやつれたような顔貌やしわ・黒ずんだ唇や歯茎(喫煙顔貌)に。主だったがんだけでも肺がん・食道がん・胃がん・大腸がん・口腔喉頭がん・肝臓がん・膵臓がん・腎がん・膀胱がん・子宮がん・白血病など。がん以外にもCOPD(肺がこわれ呼吸困難で苦しむ病気)・心筋梗塞・脳梗塞・喘息・花粉症などのアレルギー・認知症・うつ病など。最近のトピックでは新型コロナウイルス肺炎での重症化の原因となると報告されています。受動喫煙でも、各種がんや喘息・アトピー、心筋梗塞や脳梗塞の誘因となります。


費用について

仮に1日1箱20本タバコを吸うとします。最も購入されているタバコの値段は1箱500円、12週間で約42,000円になります。これに対して禁煙治療費は、保険適応の3割負担とすると約20,000円ほどで済む計算です。禁煙に成功された方で、1年間の禁煙で節約できたお金を旅行やお孫さんのプレゼントにあてたいと話す方もいます。「レッツ禁煙!」です!


1箱の値段

÷
1箱の本数

×
1日の喫煙本数


12週間の
喫煙費用

1年間の
喫煙費用

健康保険を使って禁煙治療を受けるための条件

以下4つすべてを満たしていることが、保険適用上の法定の条件になります。

1. ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)が5点以上
2. 35歳以上の方については、1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上であるものであること
(2016年4月より35歳未満にはこの要件がなくなりました)

3. ただちに禁煙を始めたいと思っていて、禁煙治療を受けることを文書で同意する
4. 前回の保険診療での禁煙外来から1年以上経過していること

あなたは保険適応?

【1】 意思確認

禁煙を始めたいと思っていて、禁煙外来に通院する意思がある
はい

いいえ

【2】 ブリンクマン指数テスト

あなたは35歳以上ですか?
(35歳以下の方はブリンクマン指数テストをスキップします)

はい

いいえ

【3】 ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)

ニコチン依存症の
スクリーニングテスト(TDS)
以下の項目にチェックを入れて回答してください。
質問内容 はい いいえ
Q1. 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがある
Q2. 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがある
Q3. 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコが欲しくてたまらなくなることがあ
Q4. 禁煙したり本数を減らしたときに、次のいずれかの経験がある
・イライラする・神経質になる・落ち着かない・集中しにくい・ゆううつ・頭痛・眠気・胃のむかつき・脈が遅い・手の震え・食欲または体重増加
Q5. Q4 で伺った症状を消すために、またタバコを吸い始めることがある
Q6. 重い病気にかかったときに、タバコは良くないと分かっているのに吸ってしまう
Q7. タバコのために自分に健康問題が起きていると分かっていても吸うことがある
Q8. タバコのために自分に精神問題(※)が起きていると分かっていても吸うことがある
※ 禁煙や本数を減らしたときに出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態
Q9. 自分はタバコに依存していると感じることがありますか
Q10. タバコが吸えないような仕事や付き合いを避けることがありますか

【4】 過去の禁煙治療について

初回の禁煙治療である。もしくは前回の保険診療での禁煙治療から1年以上経過している
はい

いいえ

保険適用可能
健康保険を使えます。ぜひ、あなたの禁煙をサポート・応援させてください。

保険適用不可
健康保険を使えません。ですが、自費診療での禁煙治療は可能ですので、
もしよろしければ、あなたの禁煙をサポート・応援させてください。

禁煙外来の流れ

● 初回
①禁煙外来のある木曜午後に来院(木曜午後が難しい場合は事前にご相談ください)
②問診表の記入・保険適応の確認、禁煙担当看護師との面接
③医師の面接と処方
④次回予約

● 2回目以降
①一酸化炭素濃度測定・ 禁煙担当看護師との面接と禁煙手帳の確認
②医師の面接・アドバイスと処方、次回予約

● 最終外来
①一酸化炭素濃度測定・ 禁煙担当看護師との面接と禁煙手帳の確認
②医師の面接・アドバイス、喫煙再開予防のための作戦会議